グンマー帝国の元ネタを求めて毛無峠に自転車で挑んだ結果
グンマー帝国国境、毛無峠
突然だが、この写真を見たことがあるだろうか。
この先には行ってはいけない、そう感じさせるような物々しい雰囲気の看板だ。
まさに「この先はグンマ―帝国だ、危ないから近寄るな」と言っているようだ。
これは実在する看板で、群馬県と長野県の境にある毛無峠に設置されている。
こんな面白い看板があるなら見に行くしかない、!!ということでノリと勢いだけでロードバイク初心者が毛無峠に突撃した話だ。
アクセス方法や注意する点まで解説もしていこうと思う。
毛無峠への行き方
毛無峠の最寄り駅は須坂駅だ。自分もここで輪行を解除した。
毛無峠頂上へは、道のりにして27km、標高差は1586mだ。
サイクルロードレースに出て来ようもんなら超級にカテゴライズされるであろう、そんな過酷な山岳にFOcking クO Noobな初心者チャリダーが乗り込んできた。
実際に登ってみて
漕ぎ出しは快調。ラストコンビニで補給へ
少し登るとセブンイレブンが出てくる。これがラストコンビニだ。しっかりと補給を済ませておこう。
ここまでは勾配はゆるく、快調に漕ぐことができた。
しかし、この時点で少しだけ雨がぱらついていた。後述するが、この雨のせいで地獄を見たので、麓ですら雨が降っているような状況であれば、ライドを中止することをお勧めする。
毛無峠が本気を出してくる中盤以降
「毛無峠 平均勾配」と調べると、平均5.4%とか出てくるが、そんなのは嘘ではないかと思うぐらい、中盤から終盤にかけての勾配はエグイ。
中盤から終盤にかけて、コンスタントに10%から17%の勾配が続く。
また、上のような不規則なつづら折りが延々と続いている。このカーブごとにカーブ番号のついた看板がカウントダウンしていくのだが、この数字が全然減っていかないことに絶望する。
さらに、先ほどの雨が勢いを増し、ついには後輪のトラクションが効かなくなり、滑ることが増えてきた。
そうして休み休み漕ぎ続けていたのだが、途中の景色がとてもよかったのが救いだった。
雨がやんだ束の間、下の須坂の町の景色が一望できた。ここまで登ってきたんだから頑張ろうと思えた。
毛無峠ゴール
なんやかんやで頂上まで登ることができた。
正確には頂上ではなく、頂上から少し下ったところにこの看板がある。
また、この看板手前の数100メートルはグラベル、というかオフロードが続く。
本当はこの頂上の周りの景色が綺麗なのだが、雨のせいでくっっっそ寒かったので忘れていた。というか霧も濃くなって、刻一刻と視界が奪われていくのでそれどころではなくなり、急いで下山しなけばならないと危機感を感じていた。
この遭難多発区域というのも伊達ではないなと。
標高高いから天気も変わりやすいし、9月上旬でも雨が降ればかなり寒い。霧による視界の奪われ方も本能的に危機感を覚えたので、本当に気を付けた方が良い。
ということで二度目になるが、麓ですら雨が降っているような状況ならば頂上へのライドは中止した方が良い。
毛無峠に登るときの注意点3つ
注意点1.勾配が思った以上にやばい
これは先述の通りだが、中盤から終盤にかけて10~17%の勾配がコンスタントに続く。これが本当にしんどすぎた。
注意点2.天候の変化
これも先述の通りだが、気を付けた方がいい。自分は何とか下山できたが、ずぶぬれになってダウンヒルで震えが止まらなかった。
注意点3.終電が早い
これは意外な落とし穴なのだが、名古屋までその日のうちに帰ろうとしていた結果、終電を逃すことになった。
名古屋までの終電は15時台に終わる。
結局松本の友達の家に泊まることにしたのだが、名古屋方面の終電はかなり早いので注意しておこう。
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