XiaomiのFeliCa(おサイフケータイ)対応機種完全ガイド。一番の買い機種は?
Xiaomiがコスパ最強のRedmi Note 9sを引っさげて日本市場に参入し、界隈を震わせたあの事件から二年。Xiaomiは、ただのコスパ端末だけでなく、日本市場のニーズを完全に理解し、幅広い端末を揃えるようになった。
さらに最近では、5月30日販売開始の新たな日本向けスマホ、Redmi Note 11 Pro 5Gが加わったことで、そのラインナップが強化された。
今回は、日本市場において重要視される機能の一つである「FeliCa(おサイフケータイ)」対応機種の比較と、その選び方を解説しようと思う。
FeliCa(おサイフケータイ)対応機種(4機種)の比較表
キャリア版含めるとこれ以外にもあるが、ここではオープンマーケット用の4機種のみの紹介とする。
ハイエンド | ミドルレンジ | ミドルレンジ | エントリー | |
Xiaomi 11 T Pro | Mi 11 Lite 5G | Redmi Note 11 Pro 5G | Redmi Note 10 T | |
CPU | Qualcomm Snapdragon 888 | Qualcomm Snapdragon 780G | Qualcomm Snapdragon 695 5G | Snapdragon 480 5G |
ストレージ+メモリ | RAM 8 GB + ROM 128 GB | RAM 6 GB + ROM 128 GB | RAM 6 GB + ROM 128 GB | RAM 4GB + ROM 64GB |
カメラ | 1億800万画素 広角カメラ + 800 万画素超広角カメラ +500万画素 テレマクロカメラ | 6400万 メインカメラ 800万 +超広角カメラ 500万 +テレマクロカメラ | 1億800万画素 広角カメラ +800 万画素超広角カメラ +200万画素 テレマクロカメラ | 5000万画素メインカメラ +200万画素深度カメラ |
バッテリー&充電 | 5,000 mAh; 120W Xiaomi ハイパーチャージ | 4250mAh; 33W 急速充電 | 5,000 mAh; 67W | 5000mAh ; 18W 急速充電 |
ディスプレイ | 6.67 インチ 有機EL ドットディスプレイ 解像度:2400 x 1080 FHD+ リフレッシュレート:120 Hz | 6.55 インチ FHD+AMOLED ドットディスプレイ 解像度:2400 x 1080 リフレッシュレート: 90 Hz | 6.67インチ FHD+ 有機EL 解像度:1080 x 2400 リフレッシュレート:120Hz | 6.50インチ FHD+ LCD 解像度:2,400×1,080 リフレッシュレート: 90Hz |
重量 | 204 g | 159g | 202g | 198g |
価格 | 64800 円 | 43800 円 | 44800 円 | 34800 円 |
フラッグシップのXiaomi 11 T Pro
FeliCa対応のフラグシップは、現時点では(2022年5月現在)一択になる。
クアルコムのフラッグシップCPUを搭載し、1億800万画素のメインカメラ、8GB RAM、超高速充電、有機ディスプレイ、バッテリー5000mAhと、ハイエンドにふさわしいスペックを備えている。
弱点があるとすれば、eSIMの非対応と望遠レンズがないことぐらいか。しかしこれは正直なくていいという人が多いし、切り捨てた分コスパはかなり良くなってると思う。
ミドルレンジ①のMi 11 Lite 5G
激戦区のミドルレンジ①だ。
スナップドラゴン7番台のCPU(グレード的には次のRedmi Note 11 Pro 5Gよりひとつ上)を搭載しているため、この点では少しアドバンテージがある。
しかし、このモデルの特筆すべき点は、とにかく軽いということだ。上の比較表を見ればわかるが、全モデルの中でダントツに軽い。
実際に持ってみると、軽いだけでなく薄さも相まって、とても持ちやすい。
その分バッテリーは他モデルより少々少なくなっているが、それでも4250mAhも搭載しているというのだからすごい。
ミドルレンジ②のRedmi Note 11 Pro 5G
次は激戦区のミドルレンジ②、Redmi Note 11 Pro 5Gだ。
先日発売が発表されたばかりでまだ出回ってはいないが、筆者はもう予約注文してしまった。
このモデルの特筆すべき点は、CPU以外のすべてが、ハイエンドと見紛うほどのスペックを持っていることだ。
1億800万画素 広角カメラ、67W急速充電に、リフレッシュレート120Hzのディスプレイ。果たしてミドルレンジと呼んでいいのだろうかと戸惑うほどである。
エントリークラスのRedmi Note 10 T
エントリークラスも、FeliCa対応だとこの機種一択になる。
CPUはスナップドラゴン4番台と、控えめな物を搭載。
カメラも超広角を省いた二眼構成である。
あくまで必要最低限の機能を残したモデルと言えるだろう。
買いの機種は?
ハイエンド・エントリーは一択だが…?
まずハイエンドのXiaomi 11 T Proだが、性能が最高に尖っていて、その割に価格もハイエンドとしては低めにある。コスパはいいだろう。
しかし、この価格帯のライバルにはPixel 6がいる。Pixel6は、最強カメラや専用高精度文字起こしソフトなどがあり、さらにアンドロイドユーザーとしての恩恵を最高に享受できる。
Pixel先生がライバルでは、正直ステイかなといった感じ。
次にエントリーのRedmi Note 10 Tは、正直普段使いでも不満が出てくると思っている。
快適に使える指標の一つである、Antutuベンチマーク30万点を割っており、不安が残る。
さらにカメラは使用頻度の高い超広角が省かれており、十分とは言えないだろう。
超ライトユーザーでもない限り、ステイだろう。
激戦のミドルレンジ
次にミドルレンジについてだ。
ミドルレンジの2機種を見ると、スペック的にはあたかもRedmi Note 11 Pro 5Gが勝ってる部分が多いように見える。
しかし、その大部分が本当にほしい機能だろうか。
リフレッシュレートは気にする人は多くないだろうし、高いほどバッテリーも食う。
カメラの画素数も、コンパクトデジタルカメラの10倍ほどもあるが、果たしてそれほどの画素数は必要だろうか。
これらのことを考えると、万人に必要十分な機能を詰め込んで、なおかつ圧倒的に軽く、薄く、扱いやすいMi 11 Lite 5Gのほうが「買い」という結論になる。
もちろん、ミドルレンジの価格でハイエンドのような尖った性能がほしいという、筆者みたいなガジェオタはRedmi Note 11 Pro 5Gを買えばいい。
しかし、万人に向けてとなると、やはりMi 11 Lite 5Gに軍配が上がる。
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