Redmi Note 9Sのカメラで夜景を撮って性能をレビュー
- 2020.09.03
- GADGET
今回はRedmi Note 9Sを使って夜景を撮影し、カメラ性能を詳細レビューをしていく。普通の夜景から星空、さらには月まで様々なものを撮影してその性能に迫っていこうと思う。
普通の夜景
まずはRedmi Note 9Sの夜景モードで、あべのハルカスを撮った写真から。
これはいい写真が取れたなあと思った一枚。細部までかなりしっかり写っているる。少し肉眼で見るより明るい気はするが、ビルの上部と道路との光量の差で暴走することもなく、光のバランスもいい感じ。
夜景モードは結構いい感じに使えるなといった印象。しかし、夜景モードは1倍広角限定なので、超広角を使うことができない。広く夜景を収めたいことはよくあると思うが、その場合は標準モードを使うしかない。
ということで超広角の標準モードで、あべのハルカスと天王寺駅が一緒に収まるように撮影してみた。
0.6倍の超広角でかなり広い画角で撮影できたが、全体的にかなり暗くなってしまった。
上の写真は光量の多い駅側にフォーカスを合わせて撮影したので、光量の少ないビルが暗くなってしまった。そこで次は、光量の少ないビルにフォーカスを当てて撮影してみた。
こりゃだめだ...。やはりホワイトバランスが暴走してしまって、天王寺駅の文字もつぶれてしまっている。やはり超広角の標準モードでの夜景撮影は厳しいか。
ちなみに夜景モードで天王寺駅を撮影するとこんな感じ。
やっぱ夜景モードはくっきり写る。ただくっきり写りすぎて絵の具で塗った「絵感」が若干あるかなという印象。Redmi Note 9Sの夜景モードは、あんまり光量が多すぎる夜景は得意ではない感じがする。
星空の写真
次は星空の撮影だが、こんな3万円切りの低価格スマホで星空を撮影できるのか疑問に思う方もいるだろう。しかし、マニュアルでの設定をすることで可能になるのだ。
実際に撮った写真がこちら。
少しわかりにくいかもしれないが、右上や左下の方には明るい星が写ってるのが見えるだろう。(目を凝らせば他にも結構写ってることがわかる) 撮影したときの空はそこまで星が見えなかったので、もっと見えるときに撮影すればかなりきれいな星空が撮れそうだ。
この撮影では、マニュアルでISO感度最小(100)、シャッタースピード最大(30s)に設定した。
Redmi Note 9Sのマニュアルモードは価格の割にかなり設定が自由にできるため撮影の幅がかなり広く、星空に限らずいろいろな写真が撮れてとても楽しい。
月の写真
最後にRedmi Note 9Sで撮った月の撮影を見ていこう。
これはマニュアルモードで、ISO感度最小(100)、シャッタースピード1/1000s、10倍ズームで撮影した。このようにマニュアルモードで設定すれば月もクレーターが多少写る程度には撮影ができる。
スマホカメラの割にはかなり頑張った方かと思うが、やはりセンサーサイズ的に厳しいのか、ノイズがかなり乗ってしまった。最近のスマホには、HauweiのP40のように月が撮れることを売りにしてるスマホもあるが、それに比べるとさすがに劣る。
しかし、三万円以下のミドルスペックなのに1/2インチのセンサーサイズのカメラを搭載して、ここまで月を写すことができるRedmi Note 9Sのカメラ性能は、値段の割に十分すぎるといえるだろう。
まとめ
今回は様々な撮影からRedmi Note 9Sのカメラの夜景性能をレビューしてみた。
まとめとしては、夜景モードはかなり鮮明に映り、スマホカメラとしては十分な性能だったが、超広角に対応してないのが痛手だった。
またマニュアルモードはかなり設定の自由度が高く、工夫次第で様々な夜景の撮影ができて、使っていて楽しいカメラだった。
総合的に、Redmi Note 9Sの三万以下という値段を考えると十分すぎる夜景性能ではないかと思う。
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